2023-01-01から1年間の記事一覧
ytakahashi0505.hatenablog.com からの続きですが、本記事だけ読むこともできます。読んでいる本はこれです。 個人単位の私的所有から社会的所有へ <コモン>とは社会的富の共同統治を目的とするものである。したがって、<コモン>の議論は、個人が持って…
アセンブリ 新たな民主主義の編成 作者:アントニオ・ネグリ,マイケル・ハート 岩波書店 Amazon どんなテーマを扱っている本なのか アラブの春、ポデモス(スペイン)、シリザ(ギリシャ)等々の顛末をみながら、これからの左翼運動のあり方を真剣に、最前線…
1)私はすでに以下のような論考を書いたり、コメントをして記事にしていただいたりしていますので、まずはこちらをお読みになった上で、取材のためのご連絡をいただけますとありがたく思っています。どうぞよろしくお願い致します。 ・末尾の「~~」以下を…
2022年日本女性学会大会シンポジウム「ジェンダー化された表象とフェミニズム」(パネリスト:吉良智子、田中東子、前之園和喜, コーディネータ:古久保さくら、荒木菜穂)に対する高橋幸の感想を掲載します。 『学会ニュース』(日本女性学会, The Women’s …
親密なパートナーからの被支配感は「(異性愛)男性」の方が「(異性愛)女性」より高いが、 「それは精神的健康に影響しにくい」(p.137)という研究結果が重要な気がしたので、メモ+紹介。 被支配感は次の尺度で測定されています。 上野淳子, 2021,「<研…
" data-en-clipboard="true"> 最近また読み直したので、まとめておこうかなと思い立ちました。ページ数は木鐸社版の『情熱としての愛』(2005、佐藤勉・村中知子訳)です。 1.ゼマンティク分析とは " data-en-clipboard="true"> ルーマンがこの本でやって…
2023年度日本社会学会 大会報告用 要旨です。石原さんとの連携報告で、第一報告の内容も読まないと良く分からん…?というところもあると思うのですが、とりあえず、文責が自分にあるものだけアップします。 「効率のいい恋愛」という新たな経験の諸相 ——マッ…
公益財団法人石巻地域高等教育事業団からの助成金であるIK研究の助成に採択されました。以下の研究を今年度、実施する予定です。該当する方で研究に協力してくださる方を大募集中です。インフォーマントの紹介もどうぞよろしくお願い申し上げます。 研究テー…
今日、無事40歳を迎えることができました。これまで支えてくださったみなさん、どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。 大学生の頃と比べて文化作品との接し方が変わったなぁということを、ここ最近、けっこう繰り返し、いろ…
個人的に面白かった点や「発見!」だった点を中心に(というか、ほぼそこだけを)まとめます。 大塚さんが分析対象にしている『主婦の友』というのは、戦前から発行し続けている女性三大誌の一つで、最も庶民性(ポピュラリティ)が強く*、最も売れていた雑誌…
1. 『ゲンロン0 観光客の哲学』を楽しく拝読したので、内容まとめと感想をまとめておいて、今後なにかの時に使おうと思います。 東がここで提起している議論は、自分勝手な個人の楽しみを主要な目的としてなされる観光(消費+ふらふら歩き)によって発生…