ポストフェミニズムに関するブログ

ポストフェミニズムに関する基礎文献を紹介するブログ。時々(とくに大学の授業期間中は)ポスフェミに関する話題を書き綴ったり、高橋幸の研究ノート=備忘録になったりもします。『フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど :ポストフェミニズムと「女らしさ」のゆくえ』(晃洋書房、2020)、発売中。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

<コモン>は近代の「所有」概念をどう組み替えるのか——『アセンブリ』第2部「社会的生産」の骨子まとめ

ytakahashi0505.hatenablog.com からの続きですが、本記事だけ読むこともできます。読んでいる本はこれです。 個人単位の私的所有から社会的所有へ <コモン>とは社会的富の共同統治を目的とするものである。したがって、<コモン>の議論は、個人が持って…

ネグリ&ハートの『アセンブリ』(2017=2022)まとめ—左翼たちよ「棘を抜いて傷を癒そう」

アセンブリ 新たな民主主義の編成 作者:アントニオ・ネグリ,マイケル・ハート 岩波書店 Amazon どんなテーマを扱っている本なのか アラブの春、ポデモス(スペイン)、シリザ(ギリシャ)等々の顛末をみながら、これからの左翼運動のあり方を真剣に、最前線…

【ミスコンに関する取材をしてくださる方へのお願い】

1)私はすでに以下のような論考を書いたり、コメントをして記事にしていただいたりしていますので、まずはこちらをお読みになった上で、取材のためのご連絡をいただけますとありがたく思っています。どうぞよろしくお願い致します。 ・末尾の「~~」以下を…

「ポルノ規制派フェミニスト─対─表現の自由派」の二分法を越えて─2022年日本女性学会大会シンポジウム「ジェンダー化さ れた表象とフェミニズム」の感想(高橋 幸)

2022年日本女性学会大会シンポジウム「ジェンダー化された表象とフェミニズム」(パネリスト:吉良智子、田中東子、前之園和喜, コーディネータ:古久保さくら、荒木菜穂)に対する高橋幸の感想を掲載します。 『学会ニュース』(日本女性学会, The Women’s …